逆引きFormula 2.0 に戻る

タイムラインビューでは、開始時刻と終了時刻に別のプロパティを利用でますが、カレンダービューでは日付範囲の単一のプロパティのみしか設定できません。これまでロールアップなどを駆使して日付範囲を無理矢理設定する Tips などがありましたが、Formula 2.0 になりこれを関数で簡単に実現できるようになりました。ここには「開始時刻」と「終了時刻」という二つのプロパティがあります。この二つのプロパティに対して、日付範囲というフォーミュラを用意します。Formula 2.0 では dateRange 関数を使うことで日付範囲を設定できるのですが、片方が空の場合には、日付範囲が空になってしまいます。そこで、終了時刻が空の場合には開始時刻を dateRange のパラメータにする作業をしています。ただし、フォーミュラの値を表示しているだけなので、ドラッグして日付を変更したりすことはできません。あくまでタイムラインビューがメインで、カレンダービューは俯瞰して閲覧する用途くらいに考えてください。

/* 終了時刻があればその値、なければ開始時刻を変数 ed に代入 */
let(ed, prop("終了時刻").empty() ? prop("開始時刻") : prop("終了時刻"),
  /* 開始時刻と変数 ed の日付範囲を作成 */
	prop("開始時刻").dateRange(ed)
)

カレンダービューの複数プロパティ対応